akineziのブログ

この一人の人間の、生き模様です。

何か=淡い期待。

前回上げたブログの中に『何を考えたかは、また後日‥‥』と自らモヤモヤにした事を思いだし、忘れない内に書いとこうと思って。


何から書けば良いのか、説明が下手な私にはどう考えても前フリが長くなるイメージしかない。
良いのか、ブログなんだから、なるべく読みやすく書けばいいかと今思っている。


それでは、、、。
大前提に、知っておいてもらいたい事はある。
私のプロフィールみたいな感じだが、、
・年齢は30代
・男性
・好きな人がいる
・どちらかと言うと、地味な方
・高校卒
・周りの事ばかり考え、自分の意見は控えめ


 何年前だったか、職場の道内旅行の時に初めて見て一目惚れと言えば一目惚れだ。『好きだなぁー』『タイプだなぁー』と思う人に出会った。
その旅行でLINEの交換も出来た。その後も一方的ではあるが、LINEでのやり取りもするように、、、。
※お相手の事を『Kさん』とします。
 Kさんには子供もいて、シングルマザーだ。シングルマザーの人とは過去に付き合った事もあったし、好きになることに何も抵抗はなかった。
ご飯も行ったし、買い物も行ったし、お互い好きな映画も見た。
Kさんの色々な表情、感情、思考、知らないことはまだまだあったけど、もっと知りたいと思ったし興味がさらに沸いた。
 ここ何年も恋愛なんてしてなくて、正直好きだという感情がどういう物なのか、これ以上どう発展に繋げて行けばいいのか、よく分からなくなっていたのも事実だ。
私の好きだという感情は、どういう物だったのか高校生の時なんて可愛いという幅が広すぎて、よく色んな人に惚れていたのを思い出す。
 高校生の時、何年も片思いしていた人がいた。あんなに人を好きになり、思い続けたのはあの時が1番かもしれない、、、。同級生だったが、今では1番の親友になっている。男女の友情なんてものは世間に受け入れがたいのは知っているし、その考えも凄く分かる。けど、私はあっていいと思うし、分かってあげたい側だ。
 その親友に言われた事がある。『メンヘラ好きだよねぇー』と‥‥。(笑)
言われて見れば、確かにそうかもしれない。
さすが親友だ。よく分かっている。(笑)
そんな事を言う親友もメンヘラなのだ。(笑)
付き合ってきた人を思い返すと、共通する事はある‥‥と思う‥‥。
簡単に付き合えそう!!とかそんな安易な理由で好きになる訳ではない。それにはちゃんとした理由がある。
 小学生、中学生時代と虐められていた経験のせいなのか、はたまた基からそういう人間だったのか分からないが、自分は無力で何も出来ない!出来ないけど、自分の何かを犠牲にし、自分と関わってきた人で、助けが必要かな?とか辛いのかな?と思う人を笑わせてあげたい、その一瞬でも楽しいとか思ってもらいたい、そういう感情が強いのだ。必要とされたいだけなのかもしれないが‥‥。
 Kさんと同じ職場だったから、仕事の話しもよくした。とても大変そうで色んな話しもした。Kさんの笑顔は素敵で、ホントに癒される!何か力になってあげたいと思った。ホントに些細な事でいいからMさんのアロマ的な、癒しグッズになりたいと思った。それが私の好きであり、女性に好意を抱く理由だと改めて思った。
 LINEのやり取りの際、Kさんの事が好きだと仄めかせる発言はよくしていた。だから、Kさんと買い物に行ったとき話のながれで言われたのだ『私の事好きなの?』と、突然の質問にビックリした私はただでさえ自分の思いを口にするのが下手なくせに、さらに突然の質問にただ『好きだよ』と一切気持ちが伝わらないような返事をしたのだ。いつもはべちゃくちゃと喋るくせに、こういう大事な時に上手く気持ちを伝えられない自分に、いつも後悔する。その何日か後、KさんからのLINEに『気持ちに答えられない』と返事が来たのだ。あんな成り行き告白に納得いかない私は、『ちゃんとしたラブレター書くよ』とだけ伝えて、それを渡したのがちょうど1年前くらいになる。
 手紙の返事はなかった、でも、気持ちを伝えられた事に私自身それはそれで良かったと思っていた。渡す前からフラれたようなものだから、正直返事なんてものは期待してなかった。それでも連絡はとっていた。LINEをすれば返事も来たし、好きな人と連絡とれるたけで、今の自分には楽しいし、幸せであった。
 そして、運命の日がやってきたのだ。
 お互い好きな映画を見に行こうと約束し、その前日に『話したい事あるから、夜電話できる?』と『映画はその話ししてから決めようかと』と。察しはついた、その話が出る前にLINEで『1年経った今でもまだ好き?』と聞かれたいたからだ。なぜ今頃そんな事を聞くのか、不思議に思ったのと同時に淡い期待をしてしまった自分もいた。
 そりゃぁするだろ、男というのは単純だ、まして好きな人からそんな事言われたら期待しない男はいないと思う。
 その時はLINEではあったが、ちゃんと『好きだよ』と伝えた。どう伝わったかは分からないが伝えたのだ。
 察しがついたってのは、『映画はその話ししてから決めようかと』という言葉だ。『その話ししてから決めよう』という事は、行かないという選択もあるという事だ。つまり、良い話しではないという事。無駄な察しだ。いらぬ察し。そういう事に、すぐ気づく。ホント無駄だ。
 そしてその察しは当たるのだ、『期待もさせたくない、色々考えたけど一区切りつけよう』と。1年も前に渡した手紙の返事をくれたのだ。正直ビックリした、ずっと考えてくれていたのだ。やっぱり素敵な人だ。
 電話となると自分の気持ちを伝えるのが下手くそになるのが私だ。Kさんの気持ちを優先させてしまったのだ。その電話は雑談もして終わった。映画の話しはもちろんなくなったのだ。しばらくボーッとしていた。無心だった。現実逃避していたのか、どうしたかったのか自分にも分からない。とにかくボーッとしていたのだ。
 その次の日、映画はなくなったが私は行った。見たかった半分、淡い期待が半分。なくなったとは言ったが、見に行けばKさんがいるんぢゃないか、会えるんぢゃないか、バカみたいな淡い期待を乗せて見に行ってしまったのだ。いる訳もないのに。ホントにバカだと思った。
 見た映画は、その時の自分にとても良かった。映画を見ながら考えた、Kさんの事、救いたい、助けたい、力になりたいと思ったのだ、考えれば考えるほど好きなんだなと思った。もうチャンスないのかな?とか、また会いたいなぁとか、また自分は誰も救えないんだなとか、無力だなぁとか、もう何かよく分かんないなぁとか。
 終わったのだ、とりあえず。第2章なんてものがあるのか分からないが、エンディングを迎えた。
 
 冒頭で述べた通りの、前フリどころか全体的にまとまりのない事になってしまった。
これが私なのだ。